紅餅を出荷しました2016
山形の県花である「紅花」。
タックルファームでは、8月中旬に「紅餅」に加工し、1級品 約9kgを出荷させていただきました。
これをもちまして、今年度の紅花栽培はいったん終了となります。
多くの皆さまのご協力を頂き、本当にありがとうございました。
(紅花若菜ベニーリーフ栽培は11月頃まで継続)
さて、当たり前のように言っていますが、「紅餅」とは一体なんなのでしょうか?
当時、山形で摘み取られた紅花が、最上川から海を渡り京都へと運ばれるまでには、
花びらの鮮度が大きな問題でした。そこで生まれたのが、紅餅への加工技術です。
黄色い花びらを水で揉んで黄色の色素を出し切り、蒸らせながら数日間ねかせ、
その後、臼でついて餅状にします。小さく丸め、煎餅状にして乾燥させたら完成。
この紅餅から、紅花染めや口紅などの赤色色素が取り出されます。
▼日本古来の伝統的な紅。特殊な技術で塗り重ね、乾燥させると玉虫色になります。
※伊勢半本店様(http://www.isehanhonten.co.jp/beni/manufacture.html)のHP画像より。
高齢社会を迎えた今、伝統的な「もがみ紅花」栽培を絶やさないためにこの事業を行っております。
来年度も紅花栽培の様子をご報告いたします。
ご興味のある方は是非お問い合わせください。